まずはアウトラインから
さて随分とりかかるのに時間がかかってしまったイスラエル/パレスチナ問題のコーナー。申し訳ないです。素人が素人のためにかく素人知識なので、ミスと偏りはばしばしコメントにご指摘戴ければありがたいです。
私、ギターはちっとも弾けません。
もちろんコードもさっぱりわかりません。
その状態でギターの弾き方教わる気持ちで、かきます。
まずはしょっぱな、なるたけ簡単に
「何がおこってるんですかい?」
ということについて、まとめましょうか。
ひらたくいいますと、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖なる土地であるエルサレムのある場所、パレスチナ地方をめぐる「居住権」の問題ともいえるでしょうか。
もともと住んでいたパレスチナ人と、あとからやってきたけれど宗教的理由でに「自分達に約束された土地」と信じるユダヤ人、両方が「うちの土地なのに!」とゆう考えをベースに争ってます。
舞台は中東。エジプトとヨルダンとシリアとレバノンの隣。
第一次世界大戦まではオスマントルコ帝国の持ち土地でした。
その国がなくなった後は誰のものか、が問題になってます。
いろいろ複雑な歴史があるんですが、それはまた後述。
現状ではユダヤ人サイドむっちゃ有利。イスラエル共和国をつくり、その国の存在はアメリカを始めとしていろんな国に認められています。全部じゃないですが。
その一方でパレスチナ人は国外に暮らすか、ガザとヨルダン川西岸の狭い土地に、経済的にも非常に厳しい状態で押し込められるようにして生活しています。
自分の先祖代々の土地を取りかえしたい、もっと楽な暮らしを、むしろ自分達の国を!と当たり前ですが、もともと住んでたのに今は抑圧されてれば、人間はそう考えますよね。
それを平和的に交渉しようとする人もいれば、逆に武力で実行しようと考える人もいます。ゲリラ活動でパレスチナの解放を、と考えた人で一番有名なのが、2ヶ月程前に亡くなったけれど、アラファト氏ですね。
現在はパレスチナ人に「自分達の政府を持ちながら」住む土地があるけれど、それでもその状態に持っていくまで血を流して戦った武装組織の全員がいきなり「じゃああとは平和的に、代表者同士の交渉で解決しましょうか」というようにはいきません。
そして一部の武装勢力とよばれる人へ、イスラエル軍は厳しい攻撃をしかけます。
去年はあるパレスチナ過激派組織の代表(車いすのおじーちゃん)が、イスラエルのミサイル爆撃でねらい撃ちされて亡くなるという事件も起きました。
けれど実際は多くの一般市民が逮捕されたり亡くなったり。
いちおう「テロ組織」という名目だけど、どこまでが本当で、どこまでが言い訳かは。。。遠くから報道を聞いているだけでは判断しがたいとこですね。
もちろんイスラエル軍人、一般市民も、パレスチナ人の仕掛けるいわゆる自爆テロといわれる行為に巻き込まれて亡くなっています。
そして報復ということでまた銃弾を撃ち込みます。
イスラエルはパレスチナ人の行動を過激派のテロと呼び、
パレスチナはイスラエルの行動を国家規模のテロと呼ぶ。
どっちも自分とこの正義を看板にかついでるわけで、
だからこそ解決が難しい問題なわけです。
おまけにイスラエルはアメリカと強いコネを持っていること、
さらに核兵器を持っていること、
という事実が、問題をややこしくややこしくしています。
まあもちろんこれだけじゃなくて、いろんな国のいろんな思惑が絡んでいるわけですけれど。
ただ、はやく解決しなきゃやばいなあ、という理由として、
この問題が中東地域のいろんなもめごととリンクしている
例えばイスラム原理主義過激派のテロの「正当化」わけで。
バス爆破から9/11、はたまた湾岸戦争のフセインまで
なにかしらの「テロや戦争行為」と関係してきている。
単純に「イスラム」と「ユダヤ」間の争いとくくるには、
この問題はちょっと政治的にすぎるんですが、
宗教間の問題をひきおこすタネとしては重要です。
今日はこんなところで。
相変わらず短くまとめるのがヘタでごめんなさい。
修行します。。。
次回はユダヤ人とシオニズムについて、かな。
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