第三帝国観てきました
昨日は疲れていたのか旅行の荷物をかたづけたりしてるうちに午後が終わってしまったんですが、それだけで一日過ごすのもなんなので夜は映画を観に行く事にしました。というか同居人が騒いでる映画THE DAWNFALL、私もちょうど観たかったから便乗することに。
第二次世界大戦末期のナチスドイツ、崩壊へと向う最後の日々をなんと
1:そっくりさん俳優ズ
2:もちろんドイツ語で喋ってます
3:実際に現存している映像を再現してみたり
という、これで物語に入り込まずにいられるか、というつくりで描いています。いやもう観ている間、ヒトラーを「誰かが演じている」ってことを忘れてしまったよ。
歴史をベースにしたものって、無理矢理ストーリーに整合性を持たせたりドラマ仕立てにしたりするとリアルさがなくなっちゃうか、もしくは大河ドラマ的になっちゃうじゃないですか。そうしないことで臨場感の出る、でも映画としてはドキュメンタリーより完成されているという非常にバランスのとれた作品だったと思います、はい。
特筆すべきところは、客観的視点をなるたけ保ってるのにも関わらす淡々としていないところですね。本当に絶妙なバランス。そして入り込めるのにも関わらず人物への感情移入はしづらいんです、不思議なことに。
まだネタバレしたらまずい時期だと思うので、あまり内容については触れないでおきますが。でも当時の戦況と人物関係をおさらいして、もう一度観に行きたいですね。星5つです。それでも最後のインタビューみたいのだけは、ちょっと余計だったんじゃないかなーとは思いましたけど。わかるんですけどね、メッセージとして。ただそこでわざわざ言わんでも。。。という。あえて絶望感の尾をひかせたまま終わらせて欲しかった。
個人的にはゲッベルス(あの悩める宣伝相です)最高でした。
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